大腸カメラについて

大腸カメラ
大腸がんは、早期に発見して治療を受ければ根治します。しかし、進行するまで症状がほとんど出ない場合が多く、早期に発見するためには定期的に大腸カメラを受けるしかありません。また、若年発症が多いといわれている潰瘍性大腸炎やクローン病の診断には大腸カメラが必須です。
特に大腸カメラを勧める方
- 大腸がんは遺伝や生活習慣と関係するといわれているため、血縁者に大腸がん患者がいる方、大腸ポリープを切除したことがある方、便潜血が陽性の方、肉類や脂肪分の多い食事を摂取している方。
- 潰瘍性大腸炎やクローン病は原因不明の難病指定疾患です。長期間腹痛や下痢に悩んでいる方、血便が出ている方
大腸カメラでわかる病気
- 大腸ポリープ
- 大腸がん
- 大腸憩室症
- 虚血性腸炎
- 感染性腸炎
- 潰瘍性大腸炎
- クローン病
- 痔核
検査の流れ
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検査3日前
- 3日前くらいから食物繊維、海藻類、キノコ類、種があるものやゴマ類はさけ消化の良いものをとるようにして下さい。
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検査前日
- 検査食(クリアスルー)を食べ、夜9時以降は何も召し上がらないようにして下さい。
- 夜9時以降は水・お茶・スポーツ飲料以外は飲まないようにしてください。
- 中止薬以外の内服は可能です。
- プルゼニド2錠や指定の下剤を内服してください。
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検査当日
- 朝食は摂らずに来院してください。
- 飲水(水・お茶・スポーツドリンク)は摂取可能です。
- 朝分の薬は中止薬以外内服して下さい。
*糖尿病薬、インスリン注射をしている方は、朝分は中止してください。 - 説明同意書・問診表、お薬手帳を持参して朝9時までに来院して下さい。
- 来院後、大腸の中をきれいにするため、2リットルの水薬(ニフレック)を2時間かけて内服します。ニフレックが飲みにくい方は他の下剤(ビジクリアなど)を内服して頂きます。
- お通じが透明で濁っていない状態になるまでトイレに通って頂き、看護師がお通じを確認します。検査はお通じがきれいになった方から順番にご案内します。
- 検査前にアクセサリー等の金属類はすべて外して、ロッカーに入れ、鍵をかけて保管して下さい。女性の方は下着のホック等も金属になるため、ホックやワイヤーのない下着を着用してください。また、眼鏡、入れ歯、湿布等も外して下さい。
- 下剤を自宅で内服される場合
- 検査開始の5時間前位(朝8時頃)から下剤を2時間かけて内服して頂きます。
- 通常は下剤を内服して1時間後くらいから便意をもよおしてきます。下剤を内服して2~3時間でおおかたの便は排出されますので、ある程度便意が落ち着いたらクリニックに来院して下さい。
- 受付をしてから、更衣室で検査着、検査パンツに着替え、金属類を外してお待ち頂きます。
- 検査の数日前から排便がない場合は、下剤を内服する前に必ずクリニックにご連絡して下さい。
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検査前
- お通じがきれいになった方から検査着・検査用パンツに着替えて頂き、点滴の針を入れます。
- 検査の順番になりましたら順番に検査室ベッドにご案内して横になって頂きます。
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検査時
- 御希望される方は鎮静剤を投与してから検査を行います。
- 胃カメラを同時に行う方は、胃カメラ→大腸カメラの順に続けて行います。
- お尻から内視鏡を挿入し、約10分~20分で検査が終了します。
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検査後
- ベッドのまま検査室に戻り、状態をみてスタッフから声をかけさせて頂きます。
- 2時間程度休んで頂き、看護師から注意事項の説明を受けて帰宅となります。
- 検査結果の説明は当日か後日か選択できますが、生検を行った方、ポリープを切除した方は1~2週間後に来院していただき、結果を説明します。
検査費用
大腸カメラ | 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 |
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観察のみ | 約2,000円 | 約4,000円 | 約6,000円 |
組織検査あり | 約3,500~5,000円 | 約7,000~12,000円 | 約10,000~18,000円 |
ポリープ切除 | 約9,000~10,000円 | 約16,000~20,000円 | 約20,000~28,000円 |
アクセスマップ
〒416-0932 静岡県富士市柳島2-6
※駐車場には南北から入場できます